大樹の暖炉 — Overview
生命・長寿のシンボル、縄文杉をイメージし、旭ヶ岡の家の創設者であるグロード神父が「木の中で木を燃やす」というアイディアを発信、七飯の琢磨工房の木村裕之先生がデザインして手作りした暖炉です。暖炉の受けの部分は日本の昔の釜をイメージして作ったそうです。猫の首に鈴をかけようと、そっと近づこうとしているネズミがいますが、このネズミはメガネをかけてパイプをくわえています。恐らくグロード神父をイメージして作られたものと推測されますが、そのネズミもまた、上から狙われています。このように、旭ヶ岡の家の中には入居者を退屈させない、面白い仕掛けがたくさん隠れています。

喫茶ボンジュール
-心地よい音楽流れる癒しの空間-
ここは「喫茶ボンジュール」です。土曜の定休日を除き、売店を含め毎日10:30~14:30過ぎまで営業しています。入居者やそのご家族だけでなく、一般の方々もご利用いただけます。
入居者やそのご家族だけでなく、一般の方々もご利用いただけます。美鈴のコーヒー豆を使用した香り高いコーヒーは1杯100円。ソフトクリームは常時5,6種類あり、150円で提供しています。また、売店では入居者のリクエストに応じて商品を発注し、文房具や歯磨き粉等も少量ですが販売しています。
宮下パビリオン・大地の間-1階の入居者の居住スペースです

パビリオン落成の時には、ご遺族もご出席くださったそうです。この「宮下パビリオン」には、1階と2階合わせて20部屋の個室があります。どちらも日当たりが良く、使い勝手の良い間取りですが、前方に向って右側のお部屋は函館山が一望できる、特に眺めの良い人気のお部屋です。
旭ヶ岡の家で11年間生活された、故宮下キヨ様の遺言により、いただいたご寄付をもとに、1階・2階ともに平成11年に増築され、故宮下キヨ様に敬意を込めて「宮下パビリオン」と名付けられました。
1階には、グロード神父がデザインし、琢磨工房の木村裕行氏によって作成された、宮下様のモニュメントが飾られています。

旭映写館 — Overview
ここは、旭ヶ岡の家の図書室兼映画館です。月2回程度、大型スクリーンを下ろし、カーテンを閉めて映画の上映会を行っています。普通、映画というと2時間前後の作品が多いですが、2時間も一気に上映すると皆様疲れてしまいますので、この映画館では長くても1度の上映時間は1時間程度とし、前半・後半に分けて上映しています。

旭ヶ岡の家画廊(ギャラリー) ~鑑賞後は芳名帳にお名前を!
ここは旭ヶ岡の家の美術画廊です。私たちは「画廊」や「ギャラリー」と呼んでいます。
創設者のグロード神父はホーム全体を美術館のような雰囲気にするため、いたるところに絵画を展示し時々入れ替え、旅行の度に珍しいオブジェを見つけては上品でユーモラスな雰囲気になるようあちこちに飾ってきました。
最後の住まいであるホームをお年寄りにとってより快適に、より文化的に過ごしていただくために作られたこのギャラリーは、主に市内在住のアーティストの方々にご協力いただき、1ヶ月単位で作品を入れ替えています。
2階・ロビー/3階・礼拝堂

歌のクラブやコンサート、交流会の会場として使用しています。中央のグランドピアノは、函館出身のピアニスト伊藤亜希子様より寄贈されたもので、幼少の頃に愛用していた思い入れのあるピアノだそうです。その、伊藤亜希子様のリサイタルはもちろんですが、平均すると月2回の割合で様々なコンサートが開催されています。
ここは施設内にある「教会」です。施設の中に教会がある施設は珍しく、道内の特別養護老人ホーム内に併設されているのは旭ヶ岡の家を含め、2か所のみです。
毎週金曜日にミサが行われており、主日(日曜日)には集会祭儀も行っております。高齢の入居者が疲れてしまわないように、一般の教会での祭儀に比べ、半分ほどの時間に短縮して行っています。


